山鉾巡行が終わると・・・

3年前の7月16日。祇園祭の中でもいちばん人出が多い「宵山(よいやま)」の様子です。代表的な「長刀鉾(なぎなたぼこ)」です。当時の撮影に使ったカメラは広角に弱いので全体が収まりきれません。

こちらも「長刀鉾」に負けないくらの堂々たる「函谷鉾(かんこぼこ)」です。画面左手に遠く小さく「長刀鉾」の姿が。
そういえばこの祇園祭ですが、別名を「鱧祭(はもまつり)」といいます。とにかくこの時期は「鱧落とし」をよく食べました。今でも大好物ですが、長崎では……(残念です)鱧自体(水揚げ)は長崎が最も多いようなんですがね。
あの美味しさを知らないなんて、なんて不幸なんでしょ。

この翌日17日の朝から、全ての鉾や山が四条~河原町~御池~新町と巡行します。当時、広い御池通に面した9階建てのビル内が職場でした。入社当初は、この時期3日間は会社も休みでした。いつからか休みではなくなりましたが、この「山鉾巡行」の数時間はほとんどの社員が仕事してませんでした。冷房が効いた各フロアの窓側にみんなで寄り添って見物です。向かいのビルの窓にも沢山の見物人が…。通りにはアスファルト上に沢山の折り畳み椅子が並びます。高い代金と引き換えにその場所から見学できますが、熱中症にかかるくらいの暑さだと思います。
巡行が静かに終わり、あれだけ沢山並んでいた椅子があっという間に片付けられて、何事もなかったようにクルマが走りだします。
この日を境に京都では本格的な夏を迎えます。梅雨明けの目安にもなっています。
祇園祭はこの後も7月31日まで続きます。これを、後祭(あとのまつり)と呼びます。何もメインとなる事がなく、パッとしない様。「あとのまつり」の語源とも。

Photo:Nikon COOLPIX 990


回想録 其の五 若狭にて


3年前のちょうど今頃、出かけていたのは梅雨空広がる若狭の海でした。
まっすぐな農道が複数に交差する若狭美浜の田園地帯です。


若葉色が広がる田園に鮮やかなピンクの細く長い帯。
随分遠くからも目立っていましたが、近づいてみると「マツバギク」でした。


砂浜には、「ハマヒルガオ」が咲いています。
無彩色に近い梅雨空と海の色に薄紅の花がよく似合っています。


数キロ程に広がる海岸です。海が荒れてなくても、
打ち寄せる波の音は農道を走行していても地響きのように聴こえてきます。
これが「海鳴り」なんでしょうね。

やさしい空気に包まれ、心がすっきりと洗われる場所です。
2007年6月15日 若狭にて(福井県 美浜町)

Photo:Canon EOS 10D


回想録 其の四 美山 かやぶきの里

雨天が二日も続くと、散歩やポタリング(最近行けてませんが….)がテーマであるブログとしては、……。
そこで今日は、回想録 其の四としまして、「美山 かやぶきの里」をお伝えします。

京都市内の住まいから、クルマで1時間半もあれば到着できる場所ですが、ご覧のような茅葺き屋根の家々が連なり、まるで「日本昔話」みたいな風景です。


京都といえども、北部山間部の冬は積雪も多く、ノーマルタイヤでの走行は危険です。ここへは何度も出かけはしましたが、当然雪の季節以外になります。

ここは、普通に生活されている集落です。春や秋の行楽シーズンは観光バスを連ねての来客もあります。近くにある広い駐車スペースもクルマで一杯になります。そういう日はスルーしてそのまま若狭へ海を見に行ってました。
こんな場所をゾロゾロと、沢山の人間が歩く姿は不似合いです。



2008年秋の画像です。50戸ほどの集落中、38戸が茅葺き屋根だそうです。多くが江戸時代中頃から末期にかけて建てられたものとあります。昔の家は丈夫ですね。


↓そば畑です。ちょうどそばの花が満開咲きです。


京都府 南丹市 美山町 北 (旧 北桑田郡 美山町)

回想録 其の三 京都から長崎へ

京都市の南西部に隣接する田舎街の暮らしは、都合によりわずか1年半程で終わりました。研修期間に1週間ほど滞在した寮を除き、30年に渡り、京都で4ヶ所住んだ中では一番居心地の悪い所でした。
既に前日に荷物は出発しています。掃除が終わり、鍵も返して、これから実家へと向かう日。
2008/11/27の正午前です。

Photo:iPhone 3G



わずかに残っていた荷物、昨夜使ったブランケット等をクルマに積み込み、いよいよ出発です。午前中は日射しもあったのですが、西へ向かうにつれ天気は悪くなり、最初の休憩地「鳥取砂丘」では雨が降っていました。

Photo:RICOH R8



京都を発ち、国道9号線をひたすら西へ。引越疲れと、若干の二日酔いもあったので、初日はあまり走行せず、「松江市」のホテルを予約。まだ明るさの残る夕方にチェックイン。ホテルの近郊を歩き、良さげな居酒屋へ….「ビール&魚」の夕食。
翌朝、チェックアウト後撮影の一枚は、「宍道湖」です。この翌週は山陰地方は雪だったと記憶してます。積雪の多い地域、危ないところでした。
2008/11/28

Photo:RICOH R8


画像は、休憩中の島根県 浜田市付近の海岸です。凄い風でした。空は鉛色なのに、不思議に海が青かったのを覚えています。

Photo:RICOH R8



島根県 益田市で、国道9号線を離れます。更に海沿いの国道191号線を西へ向かいます。進路方向右側は、常に日本海が広がっています。

Photo:iPhone 3G



昨日に続き、再び明るいうちにホテルを予約しました。チェックイン後、夕食までは時間が余り過ぎなので、近くを散策しました。「菊ヶ浜」という砂浜海岸へ歩きましたが、強風に傘が壊れそうなくらい…..撮影どころではありませんでした。…気を取り直して、ホテルへの戻り道、萩の城下町です。この日も、ビアホールを見つけて、生ビールと魚類(お造り)の夕食でした。

Photo:RICOH R8


翌日、まだ天気は冴えません。雨風は相変わらずです。山口県の「角島大橋」までやって来ました。面白い橋なので、向こうの角島まで行っては戻りで1時間ほど滞在。橋の長さは約2000メートルです。

Photo:RICOH R8

途中、小さな小島を回り込むようにカーブしています。リアには荷物が沢山の「CR-X」です。

Photo:RICOH R8

見晴しのいい高台まで行ったりしてるうちに、急に空が明るくなりました。海が青く色を変えます。というか、比較的浅瀬で、砂が白いからなのか、エメラルド系のブルーです。

この後も、国道を走り続けるつもりでしたが、「関門トンネル」が全面通行止めの為、仕方なく「関門大橋」へ。つまりは中国自動車道~九州自動車道を走る事に。すぐに国道へ戻るのも面倒なので、クルマが比較的少ない佐賀県中央部まで高速道路を走行しました。 2008/11/29

Canon EOS 10D


生後2ヶ月の頃

まだ生後2ヶ月にもなっていない頃のマロンくんです。この撮影の5~6日前に飛行機に乗ってやって来ました。まだ体重も1キロ位でしょうか?..赤ちゃんの頃のマロンくんです。

Photo:RICOH R8

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