MacPro5.1近況

グラボを買い換えました。
約1年前に購入してこれまで使用していた「ASRock PHANTOM GAMING RADEON RX580 8GB OC」ですが、補助電源スロットが6pinというのが謎で、以前に一度、「Adobe Lightroom Classic」のノイズ除去機能を使用中にパソコンの電源が落ちた事がありました。供給電力不足なのかと思いますが、以来高負荷が掛かりそうな作業はやめてます。というか、以来は、消費電力の件もあり、ほとんどMac miniを使用していました。

Mac miniですが、早急ではないですが、OCLPで最新のOS「macOS Sonoma」にしようかと思ってます。もう少し不具合等の情報を集めてみようと思いますが、急に思い立って「macOS Sonoma」にアップデートするかも知れないので、Mac Proの方も万全の状態に保っておこうと思ってます。


今回購入したグラボも「RADEON RX580 8GB OC」なんですが補助電源スロットは8pinです。「msi ARMOR MK2 RADEON RX580 8GB OC」というモデルです。
届いた箱が大きかったのでびっくりしたんですが、グラボ自体もずいぶん大きくて重いです。以前に買ってた「ミニ6pin×2→8pin変換の補助電源コード」を接続すると、75W✕2とPCI Eスロットの75Wを合わせて225Wの電力供給ができます。
「Adobe Lightroom Classic」を立ち上げてRAWデータの画像のノイズ除去機能を使ってみましたが、電源が落ちる事はなく作業は無事に終わりました。
Wi-Fiとbluetoothカードをアップグレードしたら、OSアップグレード意外にはもう何もしません。
また消費電力が増えてしまったMac Pro5.1です。

Mac mini もしくは・・・

これまで長年使い続けていた旧Mac Proシリーズでしたが、昨年くらいからMac mini Late 2012 Core i7 2.6GHz(BTO)を毎日メインに仕事をしています。土日月祭日を除き、朝9時前から17時30分まで8〜9時間起動してます。以前は、Mac mini同様の時間にMac Proを使っていましたが、何だかテレワーク始める前と比べて光熱費が高くなったようで、色々調べてみるとMac Proは相当な電気喰いのようで、起動しているだけで200ワット以上消費しているみたいです。最低でも3,000円/月以上は光熱費が高かった感じです。電気料金の補助のタイミングと重なっているので、実際どうなのか詳細は判りませんけど。

メインで使う事を決めてから、すぐにそれまでのメモリ8GBから16GBに増設したMac mini。
Adobe Illustrator、Photoshop、Dreamweaver、ブラウザ等同時に起動したまま使用しますが問題なく作業できます。夏は時々CPUやGPUが高温になり、ファンが高回転になったりする事もありますが、そんな時はソフトを終了して少し休憩すると急速に冷却されてます。

Late 2012と古いモデルなので、macOS Catalina 10.15.7止まりです。今のところ特に何も問題はありませんが、Appleのサポートは既に終わってます。徐々にいろんな場面で不便を感じる事は間違いありません。
OCLPでOSをアップデートするか、既にOCLPでアップデートしている旧Mac Proに戻るか、悩ましいところです。この際、Mac mini (2020) M1 or M2 最小構成モデルを購入するかという考えも急浮上中です。外付けのSSDを使えばいいし、8GB RAMでもM1 Mac miniはAdobeアプリの複数立ち上げ作業が快適にできるという情報もあります。
ただ、BluetoothやWi-Fiが不安定という記事が多いのも気になります。8GB RAMで本当に大丈夫なのかについても、もう少し調べてみようと思います。

冬は省エネMac miniの季節?

12月から平日の仕事にはMac miniを使おうと決めていましたが、なかなか実現できずの状態でした。そもそも何故そんな事を決めたかというと、メインで使っていたMac Pro5.1の最大消費電力が1200Wもあるという事で、それでなくても電気を使う冬なので、寒い時季だと快適に使えそうなMac miniに活躍してもらおうと思ったという次第です。
Mac miniの最大消費電力(連続使用時)は85Wと超エコノミーみたいです。

Mac mini(Late 2012)のカスタマイズ構成オプション仕様です。SSDとHDD(1TB)のフュージョンドライブでアクセスは高速です。メモリは16GBに増設しました。
OCLPでのOSアップデートはしていないので、このモデル通常のラストOS 10.17.7 Catalinaです。

昨日、今日と長時間仕事で使ってみましたが、CPU、GPU共に50℃前後で安定しておりファンも最低回転の1,800rpmを越える事はありませんでした。
データはwebサイトのページデザインなので軽いデータで、負荷はそれほどかからないと思います。使用ソフトは、Illustrator、Photoshop、Dreamweaverです。
以前メモリが8GBの時は動作が厳しい時もありました。

ちなみにMac Pro5.1の場合は、CPU、メモリ、GPUなど、20℃台〜40℃台の数値が並んでいます。筐体内部にゆとりがあり、ファンも沢山あるので当然でしょうね。
Radeon RX580も26℃しかありません。ただRadeon HD 7970は割と頻繁に70℃近くまで達してました。

Mac Pro5.1の消費電力については、負荷が少ない状態で使っているのでそんなに消費してないとは思いますが、今回想像以上に快適な作業ができたので、明日以降もMac miniをメインに使っていこうかと思ってます。CPUベンチマークでも負けてません。



やれやれなMacProとグラボ

今年7月に「Sapphire Radeon HD 7970 3GB」Mac EFI対応 ROM書き換えの中古グラボを入手装着したばかりでしたが、先週グラボの故障ではないかというノイズが突如現れました。稀ですが時にはモニターがピンク一色になりフリーズしたりと、不安定な状態の日もありました。
ノイズについてはこれまでの経験上、見覚えのあるパターンで、まず近いうちに悪化して作業ができなくなる兆候ではと思われました。
とりあえず悪化する前に代用グラボの入手を急ぎました。
今回は、Mac EFI対応 ROM書き換えではないけど、MacPro5.1で使える数種の中から「ASRock Phantom Gaming Radeon RX580 8G OC」を選びました。

「Sapphire Radeon HD 7970 3GB」では、電源に6pinコードと6→8pin変換コードの2本が必要でしたが、今回は何故か6pin1本の仕様です。
「Radeon RX580」はメモリが8Gと多くなるし割と最近のモデルなので、全て8pin×1だとばかり思ってミニ6pin×2→8pin変換の補助電源コードを入手していたんですが、コネクタを見ると6pinなので意外な感じです。pciスロットと補助電源と合わせて150Wしか供給されないはずですがこれで良いようです。省エネ仕様ですかね。

セットが終わりMacの電源ボタンを押したんですが何故か電源が入りません?
「なんで?電源ユニットの故障?」としばらく焦りつつ考えました。
「もしかするとコードの向きが上下逆さまなのかも?」と差し替えると無事に起動してくれました。
これまで何台も使ってきた過去のグラボとはコードの上下が逆な感じです。
コネクタをよく見ると判るんですが、これまでと同様に差し込んだら上下逆だったようです。固定観念は良くないですね。

「Radeon RX580」を注文してから手元に届くまでに4日かかりました。その間朝から晩まで仕事で使用しましたが、ノイズや不安な兆候は一切見られず常に安定してました。
グラボの問題ではなく電源ユニットが不安定なのかな?とも思いましたが、現在取り付けた「Radeon RX580」でも何も問題は起こっていませんし、電源にも問題は無さそうです。一体あのノイズは何だったのでしょう?

遅ればせながらOCLPでBig Sur

うちのMac Pro 5.1(Early 2009改)シングルCPUモデルですが、「Mac Pro 2009-2010 Firmware Tool」と「Mac Pro EFI ファームウェア・アップデート 1.5」による「Mac Pro 4.1 → Mac Pro5.1」化に始まり、メモリを32GBに増設して暫くは「MacOS 10.13.6(High Sierra)」の環境で、特に問題なく仕事に趣味にと日々使用してました。
唯一嫌な点は、以前使っていたSSDの速さに慣れていた事もあり、HDDの起動の遅さを辛く感じる時もありました。が起動してしまえばまあ我慢できるレベルです。
その後段階的に小さなアップグレードを重ねました。

・「USB3.0 PCI Expressカード」の追加。
・CPUを「Xeon w3690」3.46GHz (6Cores, 12Threads)にアップグレード。
・グラフィックアクセラレータをメタル対応「Sapphire Radeon HD 7970 3GB」にアップグレード。

2ヶ月前に「‎macOS 10.14.6 (Mojave)」を500GB 2.5インチSSDに、緊張の儀式のファームウェアアップデートを経て新規インストールしました。環境は、タイムマシーンから全て移行。
これでより高速な「NVME PCIe M.2 SSD」も起動ディスクとして使えるようになりました。

この頃、徐々に気になっていた「macOS Catalina Patcher」や「OpenCore Legacy Patcher」の存在への関心が急浮上。YouTubeやWebサイトを見て、どんなものかと下調べの日々でした。
どちらの「Patcher」も環境的には問題なく使える状況でしたが、きっと不具合が多いのではないかと半心半意でした。
とりあえず古い160GBのHDDに「macOS Catalina Patcher」をインストールして様子をみましたが、特に不具合は見当たりませんでした。
どうせならば、より新しいOSが良いかと、次は「OpenCore Legacy Patcher」を使って「macOS Big Sur」のインストールにチャレンジしましたが、最初は「OpenCore Legacy Patcher」の仕組みがよく判らず、OSはインストールされているのに起動できなかったりと上手くいきませんでした。
なんとなく仕組みが判るとその後問題はクリアできました。
160GBのHDDにインストールした「macOS Big Sur」を平日夜間や休日に立ち上げて、Webで不具合事例を検索しては確認しましたが、何も問題は見つけられません。
Wi-Fiも最初から普通に繋がっています。
日本語の入力は「macOS Catalina Patcher」同様にできませんでしたが、「Google 日本語入力」のインストールで操作に問題はありません。
HDDですが全く動作のもたつきは感じられませんでした。
個々の環境にもよりますが、Mac Proの場合は、メタル対応のグラボに交換してあれば問題は少ないようです。

という事で、昨夜、新しい500GBの2.5インチSSDに「macOS Big Sur」をインストールしました。価格はほとんど変わらない「NVME PCIe M.2 SSD」も候補でしたが、今回は見送りました。
アプリなど一部の環境は、「‎macOS Mojave」のタイムマシーンから「移行アシスタント」を使って移行しましたが、他は面倒だけど手作業で移行する事に。
今日は朝から、メールの移行、「iTunes」から「ミュージック」へのデータ移行、「Adobe Lightroom Classic」の元画像を「‎macOS Mojave」のSSDから外付けのSSDに移行し「‎macOS Mojave」、「macOS Big Sur」のカタログ設定を行いました。
他のAdobe関連のアプリも全てバージョンアップし初期設定を終わらせました。
その他細かい移行もありましたが、全て問題なく移行完了。
驚いたのは、2005年10月に発売された「iPod 5G」と問題なく同期ができた事です。
カーオーディオは、ALPINEのヘッドユニットにコードで接続した「iPod 5G」の音源を聴いているので、これは嬉しい誤算でした。

これまで可能だったYouTube等の音声をApple TVを介し、オーディオに出力する事ができなくなってます。これは不具合ではなく「macOS Big Sur」では「AirPlay」を使用するようで、「Wi-Fi 802.11ac Bluetooth 4.0 アップグレードカード」にアップグレードすると解決できるのではないかと思いますが、定かではありません。
今回も「macOS Big Sur」の「ミュージック」からはこれまでどおりにApple TVを介し、オーディオに出力できたので、まあそのままでもいいかってところです。
Macから取り外しはしましたが、一応これまで使っていた「‎macOS Mojave」環境のSSDとそのタイムマシーンHDDは消去しないでそのまま保存してます。
本来正式対応OSは、OSX 10.11 ElCapitan (エル・キャピタン)までというMac Pro (Early 2009) ですが、何のストレスもなくmacOS 11.6.8 Big Sur (ビッグサー)も使える拡張性の高さは驚きです。
これで暫くはOSのサポート終了から逃れられそうです。

2022年9月15日追記
「Appleが現地時間2022年9月12日、macOS Big Sur 11.7をリリースしました。」というニュースを見つけました。「このアップデートには重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます」とあり、できればすぐにでもアップデートしたかったのですが、通常のアップデートと同じ手法でアップデートができるのか、ちょっと迷いました。
いざとなったらTime Machineで復帰できる!と本日決行。
結果は、通常のアップデートですんなり「バージョン11.7」にアップデートできました。