「OLYMPUS STYLUS 1」注目のコンデジですね。

131103d我がお気に入りのオリンパスコンデジが大きく変貌しました。
一応コンデジとはいえ、ハイエンドクラスに位置付けされる「OLYMPUS XZ-1」です。とても長寿モデルで、2011年2月発売から2012年9月に継続モデル「OLYMPUS STYLUS XZ-2」に引き継がれるまでの間、1年半も頑張っており、コンパクトデジタルカメラとしては異例です。
価格は落ち着いても人気は衰えず、画質の良さについては非常に満足度が高いモデルでした。
ユーザーから呟かれたであろう「XZ-1」のいろんな不満点を補うカタチで「XZ-2」へとモデルチェンジしましたが、基本デザインやレンズ、センサーを含めてほとんど変わり映えしなかったようで、満足度はやや低下していました。

Photo:iPhone 4S

131103cあまりにもキープコンセプトでは一般の世間受けはしないという例ではないかと思います。特に飽きっぽい人種?の日本マーケットでは駄目でしょうね。せめて広角端を24mmからにするとかの変化があると良かったかなと思いますが。ただ、「XZ-1」の事をよく知っている人には受け入れられたとは思います。
そして、今月下旬に発売されるのが、この「OLYMPUS STYLUS 1」です。
ペンタプリズム型のシルエットは、ミラーレス一眼の「OM-D」にも近い印象です。「OM-D E-M5」と同等となる約144万ドットのEVFを搭載とあります。その他、後継というには大きく変わり過ぎたようで、細かい変更は省略しますが、撮像素子に「STYLUS XZ-2」と同スペックとなる、1/1.7型の裏面照射型CMOSセンサー(有効1,200万画素)を採用しているようです。尚「XZ-1」は、1/1.63型CCD(有効1,000万画素)です。
今回のモデルチェンジで驚かされたのはレンズです。これまでの、28mm-112mm f/1.8-2.5というズームとしては、極めて明るい高性能レンズは、このモデルのいちばんの売りだったと思いますが、「STYLUS 1」は、この部分を大きく変えてきました。
なんと、28mm-300mm f/2.8へと変りました。広角側の明るさは犠牲になっていますが、300mm f/2.8 は驚異的です。価格も「XZ-1」,「STYLUS XZ-2」と変らないようです。望遠での手振れ補正の具合や画質がとても気になるモデルです。
「XZ-1」もコンデジとしては大柄な方だと思いますが、モデルチェンジの度に大柄になっている点が、段々コンパクトになっているミラーレス一眼との関係からちょっと気になります。